顔出しパネルって、そう、顔の部分がくり抜かれていてそこに自分の顔をはめ込んで写真をとる、あれです。
子供のころは、観光地に行くと必ず見かけて、恥ずかし気持ちもありつつでもやっぱりやらずにはいられない、そんな存在でした。が、自分が大人になって興味がなくなったからか、時代の流れか、すっかり昭和の遺産のように感じていたのですが、ここ数年でまたよく見かけるようになった気がします。調べてみると、どうやら、インスタグラムやフェイスブックなどのSNSが発達したことで、SNS映えする写真を撮ろうという流れから人気が再燃してきたようです。
と、ここまで書いたところで夫がやってきて、「今日は何について書いてるの?」と聞いてきたので、顔出しパネルの事を教えると、何とびっくり、顔出しパネルはアメリカの画家カシアス・マーセラス・クーリッジが最初に作った、と思わぬ豆知識を教えてくれました^^。子供のころから本の虫の夫、いろんなジャンルの豆知識を蓄えていて、時々びっくりします。
カシアス・マーセラス・クーリッジなんて人、初耳!と思う方も多いかもしれませんが(私もそうです)、「ポーカーをする犬(Dogs playing porker)」という絵は見たことがあるかもしれません。この絵を描いたのがカシアスだそうです。
顔出しパネルって、日本のちょっとレトロなアイテムかと思っていたのですが、意外にもアメリカ産だったんですね。
とにかく、そんな顔出しパネル、我が家の子供たちも大好きで、見かけると私達が何も言わなくても、二人でさーっと走って行っては、穴から顔を出して、写真を撮ってもらうのを待っています。
そうこうしているうちに、気が付けば結構な顔出しパネルコレクションになりました。顔だけしか見えていない割に、見比べると子供たちの成長も感じられて、なかなか良い記念になっています。
きっと子供たちももう少し成長すると、恥ずかしい、と言ってやらなくなるんでしょうが、それまでは色んな顔出しパネルのコレクションを増やしていけたら面白いなぁと思っています。