イギリスの朝食、British breakfast というと、イギリスへ旅行されたことのある方は、大きなソーセージとベーコン、ビーンズ、フライドエッグにフライドトマト、というコッテリ、ボリューミーなのものを思い浮かべるかもしれません。が、もちろん、いくらイギリス人でもこんなビッグな朝食は毎日食べません!夫曰く、自分へのご褒美的に作ってたそうです。
では、普段イギリス人はどんな朝食を食べているのでしょうか?!トースト、シリアル、ビーンズトースト、と色々ありますが、今回は、私が夫とお付き合いするまで知らなかったメニューをご紹介します!
それは、Egg on toast(エッグオントースト)です。トーストしてバター(うちではマーガリンですが^^;)を塗ったパンのうえに、ポーチドエッグをポンっ、と乗せただけのシンプルなメニューです。私はこれに塩コショウをしますが、夫は何も味付けせずにほおばってます(味、薄いけど・・)。
これを知るまで、ポーチドエッグといえば、カフェや居酒屋のシーザーサラダに乗ってるなぁ、くらいの存在で、自宅ではほとんど作ったことがなかったのですが、今や週3くらいの頻度で作っています。
シンプルなようで、ポーチドエッグを絶妙な半熟具合に仕上げると同時にトーストを焼き上げるという、タイミングがちょっと難しかしいお料理なのですが、それさえコツをつかめば、簡単にイギリス人に喜ばれる朝食を作ることができます 笑。
今でこそ、エッグベネディクトが流行したりして、パンにポーチドエッグを乗せてフォークとナイフで食べる、というのが浸透しましたが、10年程前の私には結構新鮮でしたー。思えば、昔イギリスへ語学留学した際に滞在していた寮で、朝食メニューの一品にポーチドエッグがあって、当時は、「ポーチドエッグだけ出されてもなぁ」と思っていたのですが、エッグオントーストにする為だったんだと、夫と付き合いだして初めて気づきました。
忙しい朝にパッと作れて、ちょっぴりイギリス気分を味わえる(?)エッグオントースト、ぜひお試しください~。