5歳の長男、2歳からスイミングに通っています。未就園の頃の親子スイミングに始まり、就園後の幼児クラスもとても楽しく通っていたのですが、徐々に進級していくにつれて、泣き言が多くなってきました。
まず、息子の不安ポイント;
1.進級するたびに新しく練習する項目が増えるが、それが毎回難しい
2.今までプールサイド際のレーンで練習していたが、進級を機に真ん中のレーンに移動になり、泳ぐ量が増えてしんどい
3.コーチが変わるのが不安
大体上記の事がメインで不安なようで、暇さえあれが「明日スイミング?」「スイミングできない」「真ん中のレーン行きたくない」と、延々と嘆いています。
私としては、習い事を無理強いするのも嫌だし、楽しく通ってほしいと思う反面、こんな些細な事(本人にはおおごとですが)で挫折してほしくないし、そもそもやればできているので、なんとか本人に自信をもってもらいたいと、とにかく悶々とするばかりです。そして結局かけてあげられる言葉は、「やってみないと難しいかなんてわからないよ」とか、「やったらできるんだから、先々心配しすぎず頑張ってみよう」とかくらいなんですよね。。でも本人は全然納得してくれません。
今日の就寝前も、また、ベッドにもぐりこんで「スイミングいやいや」ぐずりが始まりました。。私が「はぁ、またかぁ、困ったなぁ」と思っていたところ、夫がやってきて、こう言いました。
夫:「いろいろ言っているけど、何が一番心配?」
息子:「真ん中のレーンがしんどい」
夫:「じゃぁ、しんどく(uncomfortableに)なったら、コーチに『ちょっとしんどいからプールサイドで休憩します』って言って、あがったらいい」
息子:「そんなのコーチが許してくれない」
夫:「コーチに文句言われたらダディに言いなさい。コーチと話してあげるから」
息子:「・・・・」
息子は、納得したのか安心したのか、泣き止んで眠ってくれました。
でも、横で聞いていた私は、唖然。。まさに目から鱗でした。
やっぱりイギリス人(西洋人?)は根性論じゃないんですね。もし子供がuncomfortable(心地悪い)と感じたなら、自分で「中断する」という決断をする権利がある、と。親が「じゃぁ、しんどかったら辞めなさい」とか「がんばればできるから」とか決めるのではなく、本人に決めさせると。
日本人的には、「こんなくらいで音を上げるべきじゃない」とか、「がんばればできるはず」と言い聞かせがちだと思うのですが。スポーツにおける根性論は日本ならではなのかな(?)というのを実感させられる出来事でした。
どちらがいいか悪いかはわかりませんが、少なくとも今日の息子にとっては、逃げ道を作ってもらったように感じたみたいで、ちょっと心が落ち着いたようです。
何はともあれ、また以前のように楽しく通えるようになりますように・・・