いつもは通園バスで自宅まで送迎してもらっている息子ですが、先日、私が園に用事があった為、降園バスは利用せず、私が園まで迎えにいきました。
私が迎えに行くまで、延長保育のお友達と楽しく遊んでいた息子(めったに延長保育に預けないのですが、たまーに預けるとすごく喜びます^^)。私が迎えに来た後も、しばらく園庭でお友達と遊んでいました。
しばらくして、園庭が閉まる時間になったので、ぼちぼち帰ろうとしていたところ、同じ組の男の子がニコニコしながら息子のところにやってきました。仲のいいお友達なのかなぁ、と思ってみていると、その男の子が息子に「外国人さんばいばーい!外国人の子、ばいばーい!」と言ってきました。
別に意地悪な言い方でもなかったのですが、言いながら私の顔をチラチラと見ていたので、少し親の顔色を伺う気持ちはあったのかもしれません。。まさか幼稚園児の口から、「外国人」という言葉が出てくるとも思っていなかったですし、まして息子が「外国人」扱いされているとは思いもしなかったので、びっくりしてしまいました。
当の息子はというと、「うるさ~い!」といって、遊びの範囲で取っ組み合ってじゃれていましたが、特に「外国人」と呼ばれたことを気にしている様子はありませんでした。おそらく、ダディが「外国人」と呼ばれることを知っているので、別に悪い意味とも思わなかったでしょうし、なんとも思わなかったんでしょうね^^;
でも、私の中では息子は私のお腹から産まれた紛れもない日本人ですし、同時に、イギリス人であって、決して日本における「外国人」ではないので、相手が幼い子供だとはいえ、我が子が「外国人」扱いされているのを目の当たりにして、結構ショックがありました。
息子は、産まれた時から外見は8割がた夫に似ていて、どこに行ってもすぐに「ハーフ?」「この見た目で関西弁とか、違和感あるなぁ」「英語で何か言ってみて」とか、言われます。一方娘の方は、8割がた私寄りで、上記のようなコメントを受けたことはほとんどありません。
いわゆる「ハーフ」の子供を日本で育てていくにあたって、子供のアイデンティティや、外見が違うことによる差別など、向き合わなくてはいけない問題があるのはわかっていましたが、そういった場面に遭遇するのはまだまだ先の事のように感じていました。でも、今回の出来事で、それもそう遠い将来の事でもないんだなぁ、と実感しました。
来年からは小学生になる息子。心身の成長とともに悩むことも出てくるかと思いますが、その時に親としてしっかり道しるべを示してあげられるように私も色んな意味で勉強しておかなければなぁ、と思いました。
ちなみに、息子に「外国人って言われて、どう思った?」って聞いてみた所、「べつに~」と言っていたので、とりあえず何も言わずそのままにしています。割と周りの事を気にしない息子、このまま鈍感力をキープしていってくれるといいんですが ^^;
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